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原翔太朗

高橋秀人オークランド・ユナイテッド移籍


 昨シーズンを持って横浜FCを退団した元日本代表MF高橋秀人が、今月21日にニュージーランドのオークランド・ユナイテッドFCに加入したことが横浜FCから発表された。

 高橋は、選手としてだけでなくアカデミーのコーチとしての役割も担っており、豊富な経験を活かしての次世代育成の役割としての期待もチームからは買われている。

 高橋は、2010年にFC東京に入団しプロ選手としてのキャリアをスタートし、2年目からボランチのレギュラーとして定着し、献身的かつ安定した守備能力から中盤を固める活躍を果たし、J1復帰に貢献。

 2012年には、日本代表に初選出され、キリンチャレンジカップ・アゼルバイジャン戦でA代表初出場を果たし、アジア最終予選にもメンバーとして選出される。

 代表とクラブの戦術の違いからリズムを崩すことがあったが、2014年以降はFC東京のチームの顔として活躍し、その後はヴィッセル神戸、サガン鳥栖、横浜FCへ移籍し、2022年シーズンをもって契約満了によって退団を発表し、新たな挑戦の場をニュージーランドへ選んだのである。

 オークランド・ユナイテッドは、ニュージーランドの1部に該当するニュージーランド・ノーザンリーグに属し、6試合終えて3位と高順位に位置している。

 高橋は開幕からボランチのスタメンプレーヤーとしてチームを支えており、ここまでリーグ3位の5失点(第6節終了時点)と多大な貢献を果たしている。

 また、高橋はアカデミーのコーチも兼任しているが、以前Twitterにて「選手会として現役の選手がセカンドキャリアに向けて指導を学んだり、スムーズにキャリアを移行できるようにライセンスの門を今までより緩和して欲しいとの要望は出させていただいてるのですが、ただ要望するのではなく、そもそも指導者ライセンスが何のためにあるのかを一緒に考えないといけない。

加えて、ただ良い監督、良い選手ではなく、その時クラブが求める人材、像は何かと。

選手だからこそ養えているものがあり、既にコーチとして指導されている人だからこそ養えているものがあると。」と語っている。

 ただ要望を出すだけでなく、自身のキャリアを通じて、選手としてのキャリアを継続した上で、セカンドキャリアに向けて指導を学ぶ姿勢を見せてくれている。

 高橋は、下の選手のことを考え且つ、今後の日本サッカー界をよりいい方向に向けるための動きを見せてくれているように見え、高橋のニュージーランドでの活躍に期待がかかる。



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