アーセナル/冨安健洋・DF
試合結果出場状況得点アシスト8/21(月)28:00 クリスタルパレス 0-1 アーセナルスタメン出場 Yカード→Rカード 後半22分退場00
前節は新加入のティンバーが左SBでスタメンを飾ったが、前節の怪我で長期離脱となり冨安はこの試合4-3-3の左SBで先発した。新加入ボランチMFライスとの連携も良く、小気味良いワンタッチのパス回しを見せ、無難に最終ラインの左サイドをこなしていたが、後半15分最初のトラブルが起きる。ボールが左のタッチラインを割った後、FWハバーツが一度はスローインをしようとしたが、本来のスローワーである冨安にボールが渡された結果、冨安が投げるのを躊躇する間にイエローカードを出された。チームへのイエローカードを冨安個人が代わりに受ける形になる。プレミアリーグでは今季から遅延行為に厳しい姿勢が示されており、この新基準が採用された形だ。さらに冨安は後半22分、背後に抜けようとしたFWアイエウを止めようとした結果、やや遅れ気味な対応となったことで、2枚目のイエローカードを受けて退場。試合直後の取材に応じた冨安は「1枚目も2枚目も…という感じではありますけど」と言葉を濁した。1枚目の「時間稼ぎ」と取られたイエローは「練習からそうですが、こだわってスローインをやっています。ただ適当に投げ込むことはしたくないので」と一言弁明した。投げるコースが見つからず、さらに1点を失い手負いとなったアウェイのサポーターが、なかなかボールをピッチに投げ込まなかった冨安に怒声を浴びせて、スタジアムが険悪な雰囲気となったところで主審の笛が鳴った。この1枚目のわずか7分後に2枚目のイエロー。それほど厳しい接触ではなかった。冨安も「まさかと思った」と素直に退場の瞬間の気持ちを話すと、「しかし本当に勝って良かった。それはチームメイトに感謝しなくてはいけないですし、、実際、ロッカールームに帰って、みんなにありがとうと言いました」と続けて、1点を守り切った仲間にしっかりと礼を言ったことを明かした。
次節26日ホームのフラム戦は出場停止となるが、果たして処分が明けた際にジンチェンコの復帰もある中、冨安に再びチャンスは与えられるだろうか。
リバプール/遠藤航・MF
試合結果出場状況得点アシスト8/19(土)23:00 リバプール 3ー1 ボーンマス後半18分IN00
18日にシュツットガルトからリバプールへの加入が正式発表された遠藤航は、この試合に早速ベンチ入りを果たした。そして、マクアリスターが一発退場となり、3ー1とリードして迎えた63分、ガクポに代わって途中出場。いきなりの新天地デビューとなったものの、すぐにタックルを2度成功させて、スタジアムの観客から大きな歓声を浴びた。堅実なスタートを切ったが、ブルックスを倒して危険なフリーキックを与えてしまった。27分間の出場だったが、アンカーの位置で安定したプレーを披露し、勝利に貢献した。ヘンダーソン、ファビーニョ、ケイタ、ミルナー、アルトウール、チェンバレンなどがこぞって退団した中盤。注目のアンカーは、現状では遠藤の序列が高いと見られている。プレシーズンでは、インサイドハーフが本職のカーティス・ジョーンズや右SBのアーノルドもこのポジションで試し、チェルシーとの開幕戦(1-1)では、インサイドハーフのほうが適正のあるマクアリスターを起用したが、それは適任者がいなかったからだ。遠藤がピタリとはまれば、他のポジションの選手を起用する必要がなくなり、バランスは良くなる。ただ、カタールW杯で大活躍したフィオレンティーナのモロッコ代表MFアムラバトなど、さらなる補強が囁かれており、遠藤としては、それまでにアピールして地位を確立したいところだ。
次節は27日にアウェイでニューカッスルと対戦する。遠藤の移籍後初スタメンに期待がかかる。
ブライトン/三笘薫・MF
試合結果出場状況得点アシスト8/19(土)23:00 ウルヴァーハンプトン 1ー4 ブライトンスタメン出場 後半36分OUT11
開幕2試合連続で先発出場を果たした三笘は4-2-3-1の左MFで先発。前半15分にスーパーゴールを叩き込む。エクアドル代表DFエストゥピニャンから左ハーフウェーラインを超えた付近でボールを受け取ると、左サイドから中央へ。対面したセメドに腕を引っ張られるがスピードで振り切ると、左右からカバーに入ろうとした相手を寄せ付けずにぶっちぎってPA内に持ち込み、右足のシュートでゴール右ネットを揺らした。華麗なプレーが多い三笘の力強いプレーは圧巻。さらに後半開始直後の1分にはFWウェルベックのシュートのこぼれ球を冷静に折り返し、DFエストゥピニャンの追加点をアシスト。1得点1アシストの活躍で4-1の快勝に大きく貢献した。
三笘はプレミアリーグ第2節のチーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベストイレブン)に選出された。第2節を終えた時点でゴールクリエイティングアクション5回、キーパス9回はプレミアリーグ第1位である。
次節は26日にホームでウェストハムを迎え撃つ。前節チェルシーを3-1で下した好調ウェストハムの守備陣を、前節の様に切り裂けるか注目である。
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