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  • 原翔太朗

アビスパ福岡チーム紹介~戦術家長谷部監督と選手一同で掲げる理想のサッカーに向けて~


 昨シーズン、ルヴァンカップはベスト4、天皇杯はベスト8とクラブ歴代最高の記録を出したが、リーグ戦では14位という下位に沈み悔しい結果に終わった福岡。


 2020年から監督に就任しJ1昇格に導いた長谷部茂利監督4年目の体制となる今年は、右サイドハーフで2シーズンレギュラーとして貢献してくれたジョルディ・クルークスがセレッソ大阪に移籍となり、スーパーサブとして3シーズンに渡ってチームに貢献してくれたフアンマ・デルガドがV・ファーレン長崎へ移籍。


 更に2シーズンに渡って左サイドバックでレギュラーを張っていた志知孝明がサンフレッチェ広島に完全移籍することになった一方、両サイドこなすことができるDF小田逸稀を鹿島アントラーズから獲得し、対人守備に強く豊富な運動量からのオーバーラップで攻撃に厚みを加えることができるディフェンダー亀川諒史を横浜FCから獲得。


 そして、161cmと小柄な身体ながら抜群の足技と重心の低いドリブルでチャンスメイクに定評があるファンタジスタ紺野和也をFC東京から獲得し、なんといっても元日本代表でセルティックスでは怪我に泣かされたものの中盤でのボール奪取能力に定評があるMF井手口陽介を獲得し、昨シーズンの屈辱に燃えるチームの本気度を感じさせる動きを見せてくれた。



 開幕当初は好調をキープし、一時は3位と前年14位のクラブとは思えないような成績を残していたが、そのような好調を維持することができずに、第12節から7節連続で未勝利という状況が続き、2桁台の12位まで落ち込んでしまった。

(それでも12位であるため、前年に比べたら成績は向上しているのは素敵なことである。)


 それでも、チーム全員がまるで相手にボールを運ばせるように明確な方向づけを行うチーム守備と、相手に合わせてチーム全体でポジショニングを流動的に変化させる可変的な戦術が徐々にチームで完成していき、第26節のFC東京戦ではチーム全体で連携したプレスでFC東京を圧倒し、第28節では天皇杯準々決勝を勝ち上がり、リーグ戦でも6試合負けなしと好調の柏レイソルに逆転勝ちを収め、勢いで勝ち続けているとは思えない再現性の高い勝利を積み重ね着実に地力をつけてきている印象を与えてくれる。



 ルヴァンカップもベスト4に名を連ねており、長谷部体制4年目にてしっかりとチーム全体に戦術を浸透させてきているため、来シーズンは更なる成長をチーム全体で見せてくれるのか楽しみなチームである。


 今後更なる上位進出にかけての注目の選手として、今シーズンから先輩にキャプテンの役職を託し、チームのバランサーとして活躍している前寛之をあげたい。


 前は長谷部監督が水戸の監督を退任し福岡の監督に就任する際に、監督と一緒に福岡に移籍し同時にキャプテンに就任。


 チームメイトからの人望の厚さとキャプテンシーに加え、ボランチとしてハードな場面でも体を張って危機を脱するプレーや、パス出しのセンスの良さにも定評があり、フィールドにいるいないでは明らかに影響力に差が出てくるチームに欠かせないプレイヤー。



 今シーズンも全試合にスタメン出場を果たし、可変的な戦術を組む長谷部監督の代弁者として躍動している。


 チームメイトの位置や攻守においての方針に対しピッチ上で指示を出しているシーンがよく目立ち、まさにチームの心臓として文字通りチームを動かしている存在である。


 今シーズンの開幕前もチームの主力がほぼ残留を決めた中で、最後「前が残留するのか?」とサポーターが気になっていた中、表沙汰になっていないが数多くの移籍話もあったと予想される中で福岡に残留を決め、SNS上ではサポーターからの「前選手ありがとうございます。」という感謝の投稿が数多く見られた。


 そんなサポーターからもチームメイトからも愛され、監督からも前チームから連れてくるほど信頼されている前のプレーや存在が今後の福岡の躍進には欠かせない要素である。


 ルヴァンカップ、天皇杯でベスト4とチーム初のタイトル獲得が視野に入る中、(残念ながら天皇杯ではベスト4で敗退が決まってしまった。)ピッチ上の監督としてチームを引っ張る前の動きには目が離せない。



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