アーセナル/冨安健洋・DF
試合結果 | 出場状況 | 得点 | アシスト |
11/25(土)26:30 ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム ブレントフォード 0-1 アーセナル | スタメン フル出場 | 0 | 0 |
プレミアリーグ優勝チーム予想
0%マンチェスター・C
0%アーセナル
0%ニューカッスル
0%マンチェスター・U
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■守備で抜群の安定感で無失点勝利に貢献。フル出場で現地メディアから高評価。
前節のバーンリー戦で右SBで先発フル出場した冨安は、21日に日本代表としてW杯アジア2次予選のシリア戦にCBで先発して後半31分までプレー。今節も右SBでの出場となった。最終ラインならどこでもこなせるユーティリティプレーヤーの冨安の出番は多い。怪我には細心の注意を払って出場して欲しい。
この試合、右SBでスタートした冨安は前半から堅実な守備を披露する。74分には相手FWモペイの縦へのドリブル突破に対して、先に体を入れてシャットアウト。最後は押し倒される形でファウルを獲得した。このシーンだが、前節の失点シーンが蘇る。コレオショから後ろから押されてファウルを貰おうと倒れたままだったが、笛が吹かれずそのままプレーが続けられ失点してしまった。その反省からか、今回はすぐに立ち上がろうとしている。このあたりにも冨安の学習能力の高さがうかがえる。攻撃時は基本左肩上がりのアーセナルでありながら右SBの冨安は積極的にオーバーラップを仕掛ける。しかし、相手のブレントフォードの守備が非常に良く機能していた。アルテタ監督も試合前の記者会見で「彼らは本当に手強い相手。本当に難しい場所だ」とコメントしている。事実、ブレントフォードは同じロンドンを拠点とするクラブ(アーセナル、チェルシー、トッテナム)との相性が良く、この試合までに行われたロンドンダービーは昨季から数えて14戦無敗となっていた。そんななか、話題となっているのが冨安のスローインだ。チームメイトとタイミングが合わずになかなか投げられない。投げても味方に届かないシーンも散見された。冨安のスローインと言えば、2節のクリスタル・パレス戦を思い出す。スローインの遅延行為でイエローカードを貰い、その後のファウルで2枚目のイエローを貰って退場となっている。それだけに、冨安のスローインは気になるばかりだ。
試合は89分にサカからのクロスを途中出場のハバーツが値千金のヘディングゴールでブレントフォードのゴールをこじ開けた。相手の好守備に苦しめられたが、ブレントフォードの守備陣を左右に揺さぶり、注意を目まぐるしく動かしていき、ハバーツのすばらしい動き出しから奪った見事なゴールだ。2位リヴァプール対1位シティの試合が引き分けだったため、勝利したアーセナルが首位に浮上している。ラヤの台頭で控えGKとなったラムズデール。久しぶりの出場でヒヤリとするシーンもあったが、終了間際のキャッチング時にチームメイトがラムズデールの背中を叩いて称えるシーンが非常に印象的であった。
現地メディアは冨安を高水準の評価を下しており、「Evening Standard」紙の採点は「7」で、「ホワイトを抑えてスタメンに選ばれ、素晴らしいパフォーマンスを披露。安定感抜群」とポジティブな内容だった。
今週はミッドウィークにチャンピオンズリーグのRCランス戦がホームであり、2日にはウルヴァーハンプトンを同じくホームに迎える。ここからは週2日の試合が続くだけにターンオーバーを使いながら試合を進めることになるアーセナル。ますます冨安の出番が増えそうだ。
冨安健洋ダイジェスト動画
ブライトン/三笘薫・MF
試合結果 | 出場状況 | 得点 | アシスト |
11/25(土)24:00-ブラモール・レーン フォレスト 2-3 ブライトン | 出場なし | 0 | 0 |
■三笘欠場もプレミア7戦ぶりの勝利。しかし、相次ぐ主力選手の怪我と退場者が・・・
インターナショナルブレイク前に行われた前節は、最下位のシェフィールド・ユナイテッドと引き分けたブライトン。多くの怪我人を抱え、前節のレッドカードでダフードも出場停止。スクランブル態勢で臨む今節の相手は14位フォレスト。三笘は怪我でベンチ外となったが、怪我から復帰したファーガソンとジョアン・ペドロの2発で何とか勝利を掴み取った。しかし、この試合でファティと復帰したばかりのランプティが怪我で交代となってしまった。もっと痛かったのが主将のダンクの退場だ。後半70分の相手のPK判定に対して、執拗な抗議をしてレッドカードで退場処分となってしまった。主審に対する「攻撃的、侮辱的、乱暴な発言」が2試合出場停止の要因であると説明。14節のチェルシー戦と15節のブレントフォード戦を欠場することが決まった。ただでさえ怪我人が多いブライトンだが、ここにきてレッドカードで出場停止が2人も出てしまった。三笘は練習には参加しているとの情報は入ってきているが、試合に出られる状態かは不明。次節はミッドウィークのヨーロッパリーグ、AEKアテネ戦を挟んでのアウェイでのチェルシー戦。ここから週2試合の過密日程も続くだけに、デ・ゼルビの手腕が試される。
リバプール/遠藤航・MF
試合結果 | 出場状況 | 得点 | アシスト |
11/25(土)21:30ーエティハド・スタジアム マンチェスター・C 1-1 リヴァプール | 後半40分IN | 0 | 0 |
■シティとの大一番で試合を締める働きを見せる
徐々にクロップ監督からの信頼度が上がっている遠藤航。その証として前節のブレントフォード戦では先発してフル出場を果たし、3対0の勝利に貢献して上々の評価を得ている。ただ、その試合ではマクアリスターが累積警告で出場停止となっていた試合である。それと、怪我明けのジョーンズが早速先発に起用されたということは、クロップの中での序列は遠藤より高いということだ。中盤3枚のマクアリスターとソボスライは確定で、残る1枚に誰をチョイスするかクロップの中では決めかねている状態が続いている。数少ない出場時間の中で遠藤はアピールを続けるしかない。
21日に日本代表としてW杯アジア2次予選のシリア戦に先発して後半38分までプレーした遠藤はシティとの大一番では先発とはならなかったが、1対1という緊迫した状況の後半40分からマクアリスターに代わって出場した。後半40分からの出場でアディショナルタイム含め10分弱という出場時間であったが、重要な時間帯での出場は遠藤の評価が上がったことを意味している。ドクがカウンターに転じようとドリブル突破を試みた場面では、遠藤のタックルでチャンスの芽を潰した。そのプレーに対してはイエローカードを提示されたが、あの突破を許せば決定的なチャンスになっていたのは間違いない場面だった。このドリブラーにはマクアリスターも手を焼いていて、振り切られる場面もあった。実際スタッツ上では15回中12回のドリブルを成功させている。最後まで押し込まれる展開の中、際どいボールを頭でクリアしピンチを凌ぎ、コーナーキックの場面でも、走り込んだハーランドに体を寄せ競り合う奮闘ぶりを見せた。
試合は前半27分、アリソンのミスキックをアケが拾い、前方に運んでラストパス。ハーランドが左足を鋭く振り抜いてゴールネットを揺らし、シティが先制。押し込まれる展開のリヴァプールは80分、左サイドからのクロスをサラーがキープ。ガクポがフリーランで相手を引きつけると、空いたスペースにアーノルドがパスを受け素早くシュートを放つと、ここにしかないコースに決まり同点。その後スコアは動かず、首位攻防戦は1対1の痛み分けに終わった。
次節はヨーロッパリーグLASK戦(30日)を挟んでホームのフラム戦。リヴァプールは連戦となるだけに、遠藤の出番は必ずある。マクアリスターをインサイドハーフで使うためにもアンカーに遠藤がフィットしてくれるのがベストだとクロップも願っているはずだ。
遠藤航ダイジェスト動画
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